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ラブハーベスト④ 

ここはラングフォード農家


作物は二人の手によってスクスク育ち  規則正しく月日が過ぎていきます。





8月に入った ある日


従兄の結婚式に招かれたジョシアは 朝早く連絡の電話をいれました。




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「お昼位に そっちに行ける。 クララにそう伝えておいてくれ。」

 

配達に出かけたクララは 留守でした。

 

「はい。わかりました。」

 

連絡を聞いたマーシーは せっせと雑草を抜き始めました。

 

自ら進んで そうしたかったのでしょう。




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「マーシー・・・何してるの?!彼はどこ?」

 

配達からクララが帰ってきました。

 

「用事があって お昼くらいには来れると電話がありました。」

 

作業の手を休めることなくマーシーはそう答えました。

 

「マーシー ちょっとやめなさい」




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「はい・・」

 

「いいかい?そんなことしなくてもいいから 勉強にもどりなさい。」

 

そう言われたマーシーは 仕方なくハウスを後にしました。

 

今は夏

倒れたマーシーを思い出したのでしょうか。。。クララはとても慌てていました。

 

 

ここはラングフォード農家

そうです。規則正しく時間は流れていきます。

 

お昼には兄弟そろってジュースをいただき

午後からは また相変わらずの畑仕事が始まるのです。

 

 

ちょうど その頃

 

ジョシアが やってきました。

 

 




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「遅くなって ごめんよ・・。」

 

ここには 休日というものがありません。

 

結婚式なら なおさら仕方のない事です。

そうです。親戚の結婚式やバースデーに借り出されることはジョシアにはよくあることでした。

 

「冗談じゃない・・・あんたのおかげで マーシーがここで仕事をしていたんだよ・・。」

 



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「十分農場見学は済んだでしょう。 もう来なくてもいいよ。」

 

なにに そんなにご立腹なのでしょうか。

 

たった午前中・・いえ失礼

農家の仕事は 大変で時間もかかるのはわかりますが。

 

 




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「何を言っているんだい?もうすぐ俺の撒いたイチゴが実をつけるだろう。

 

そうすると また重労働の日々だ。」

 

ごもっともです。




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「今日はりんごとレモンも実をつけている。

それに 雑草もいっぱいだし この間植えたばかりの世話もあるのに・・・。」

 

たしかに おっしゃるとおりですね。

 




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「そうだよっ! たくさん仕事はあるんだよ!

 

あんたの話を聞いている暇はない ってことだよ。 とっとと出て行ってちょうだい。」

 

なるほどっ!

いえいえ・・・納得してはいけません。

 

「あ~~わかったよ。 

だが、 これだけは言っておく 俺は ジョシア・クルーズだ。」

 

 

 

 

ほ・・・

 

 

初めて 名前を明かしたジョシア しかもすごい剣幕でまくしたてられ追い出された時に・・

 

ですか。

 

 


 

マーシーが察したのか ジョシアの後を走って追いかけてきました。

 



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「ごめんなさい・・・僕が 畑に勝手に入ったんです。 僕が悪いんです・・・・。」

 

マーシーの声は とても小さく優しい声・・・でも 今は少し甲高く震えていました。

 

「マーシー 忘れるんじゃないぞっ。 俺たちは これからもずっと友達だ。

何かあったらすぐに連絡してこい。いつでもすぐに来るからなっ。

俺の名前は ジョシア・クルーズだ。」

 

 

なるほど

最後に名前を告げたのは 連絡出来る様にするため。

 

あんなに怒鳴られても 農家のタイヘンさが解っているジョシア。

後のことが 気がかりな様子です。

 

 

 

 

ここはラングフォード農家

 

規則正しく・・・・とは いきませんでした。

 

ジョシアの言ったようにちょうど収穫の時期を迎え

畑の仕事はハードなものとなり 自ずと一人になったクララには過度の労働時間となっていきました。

 


連日連夜 クララは明け方まで作業を続ける日が続きました。




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その日も もう3時になろうとしていました。

 

「クララ・・・」

 

心配でしかたないマーシーは 先に休む事もできません。

 

 



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「なんだか 最近めまいがしてね」

 

「クララ もう寝た方が・・・・。」

 

「そうだね、今日はもう寝るよ。マーシーも早く寝な。」

 

 

 

何度 ジョシアに連絡をしようとしたかわかりません。

 

マーシーは もう自分で考えて行動する勇気が持てないでいました。




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それから 数日後


 

 

 

 

 ここはラングフォード農家

 

 

 

 

 

 



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夜中の3時

 

マーシーが見たものは 恐れていたクララの姿でした。

 

 

 

 

 

 

 




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鳴り響くサイレン音と赤く照らし出された家は とても恐怖と不安を募らせます。

 

 

 

 


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まだ薄暗い 雨がしとしと降る 夏のある日。




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マーシーは 時間を見ることもなく ジョシアに電話をかけました。

 

勇気・・・そんなことも もうマーシーの頭の中にはありません。

 

 

 

 

 



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マーシーの心は 粉々に砕けてしまったのです。。

 

 

 

 

たった一人の悲しい夜です。

 

 

 

 

 

ここは ラングフォード農家・・・

 

 

 

 

 

 

 

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[ 2009/03/26 12:36 ] ストーリー | トラックバック(-) | CM(0)

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