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ラブハーベスト ① 

らぶりー村の東は 酪農地帯  南には 広大な農場が広がっています。


そこに ファーマーのラングフォード家があります。

 

その存在を知る住民は ほとんどいません。。。

毎日おいしい新鮮な野菜を食べていながら なんとも失礼な話ですが

食卓に並べられた野菜の作り手を知っている人のほうが少ないかもですよね。

 

ケントの息子ジョシアは あるきっかけで それを身をもって知ることとなるのです。

 

 

 

 

休日の朝早く ジョシアは ミートンに買い物に来ました。

朝食の ハムをきらしていたのです。

 

そこで 見かけたひとりの女性・・・

シャープな顔立ちに 美しい瞳


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すぐに表に止めてあった車に乗って 彼女は去ってしまいました。

 

 

「すいません、今 出て行った女性をご存知でしょうか?」

 

どうしても通りすがりの人では終わることができないようです。

店員に尋ねてみました。

 

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「あ~~クララね・・ ここの野菜を配達してくれてるのよ。」

 

「野菜ですか?」

 

「そうそう、農家の娘だからね~」

 

農家の場所を詳しく教えてもらいました。

 

「とっても気が強くて 男みたいな子だよ・・・」

農家の娘だからでしょうか。。。というか。。。一言多いですよね

 

「ありがとうございました。」

 

 

ジョシアは朝食のハムも買わずに 飛び出していきました。

そーきっと 見知らぬクララという子に惹かれたのでしょう。

 

 

 

 

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「あ・・・」

 

走り去った車とクララをみつけました。

ここが 家に違いありません。

 

 

 

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「どなた?? 何か御用ですか?」


 

家の前に つったっていたジョシアに クララから声をかけました。


 

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「実は農場というものを 見たことがないんです。見学させてもらってもいいでしょうか?」

 

 

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「はっ?なに言ってるの?アンタ!

農場の事を 知らないからそんな暢気なことを言ってるんでしょうが

こっちは従業員が一人とんずらして 猫の手も借りたいくらい忙しいんだよっ!」

 

のっけから かなりまくし立てられてしまいました。

 

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「とっとと 私の敷地から出て行ってちょうだいっ!」

 

本当に忙しいようで カリカリしてますね~~

 

 

(ちぇっ・・店員の言ったとおりだ・・・すげー女だ)

 

 



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「忙しい時に見学なんて言って 悪かったよ」

さっきの心の中と違って 穏やかに微笑むジョシア・・・

 

「猫の手も借りたいくらい忙しいんなら、どうだい? 俺をここで働かせてみないかぃ?」

 

ごもっともな良い意見ですね・・・なかなか考えたようです。

 

 

 

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「冗談じゃない!!

農場を知らない そんなヒョロヒョロした奴に 畑仕事が出来るわけないじゃないかっ!」

 

即効のお断りを受けてしまいました。

 

 

その言葉に反論することもなく ジョシアは スタスタと温室の方に歩き始めました。

はて?

 

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「よ~く わかった。 こうして口論してる暇もないでしょう。さっ、仕事にかかろう。」

 

なんとも いい度胸をしていたんですね~

 

「働いてみてダメなら出て行くよ。それからでも遅くない・・・。」

 

 

あっけにとられてしまったクララ 何も言い返すことが出来ませんでした。

 

 

二人そろってハウスに入って行きました。

 

 

そうです、さっきクララが言っていた様に 雇っていた従業員が昨日から来なくなったのです。

おかげで 畑は クララ一人の手に委ねられ

 

「それじゃー そこら中に生えてる雑草を 片っ端から とってくれ。

アンタには それ位しか頼めない・・・」

 

そうです。 雑草は毎日かかさず生えてきます。それが人手不足の証です。

 

 

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ジョシアは初めて畑というものを見ました。

 

(どれが雑草なんだ??)

 

間違って野菜を抜いてしますと それはそれはタイヘンなことになります。

 

 

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(よーく見ると 色がちがうんだな。。。なんだ簡単じゃないか)

 

 

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(なんて硬いんだ!!)

力いっぱい引っ張っても なかなか抜けない雑草・・・さすが 雑草のごとくとよく言ったもんです。

果てし無く強く 果てし無い生命力  見習わなければいけません。

 

 

「そこの人~~お昼になったよ」

 

名前・・・・言ってませんでしたね。聞いてもくれませんしね。

 

 

ハウスの前には たくさんのジューサーがあり クララがジュースを作っていました。

そうです。農家の効率的かつ満腹度バツグンかつ経済的なジュースこそ

ここの昼食なのです。

 

 

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「どれでも 好きなジュース 飲んでいいよ」

 

りんご・レモネード・オレンジ・ストロベリー・トマト・・・・

ここで採れた作物が盛りだくさん なんとフレッシュなことでしょう~

 

「マーシー お昼だ!!」

 

クララが 大声で呼びました。。いったい誰でしょう。

 

 

 

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「ネットで 出荷の情報調べてくるから 飲んだら とっとと作業続けて!」

 

呼ばれて 一緒にジュースを飲んでるのは かわいい男の子でした。

 

 

 

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「きみ だれ?」

ジョシアは かなり疲れている様子 顔を見ずにぶっきらぼうに尋ねました。

 

「僕 弟のマーシーといいます。」

 

年のころは17・8 学校に行っていてもおかしくない男の子

 

 

 

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「お兄さんは ここで働いてくれる人ですか?」

 

とても優しい声で マーシーは心配そうに尋ねました。

 

「そのつもりだけどね・・・。 てか 毎日昼食はジュース1杯??」

 

いつものように ちゃんとした食事がしたかったようですね。

 

「とても栄養があって 身体にいいと姉は言いますが。。。」

 

それはそのとおりですね。 ダイエットにもいいかも知れませんね。

 

 

コップ1杯のジュースでお腹を満たしたジョシアは

 

早速持ち場の 雑草抜きを始めました。

 

 

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「まだいたのかい・・・・」

 

家の中からハウスに戻ってきたクララが 熱心に雑草と戦っているジョシアを見て感心したようですね。

ちょっと口は悪いですが。。

 

 

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「これを 一人でやるつもりだったのか??」

 

とてもタイヘンな作業だと 初めて知りました。

見学というフレーズが ちょうどいいかと思ったのが 少し恥ずかしいくらいです。

 

「慣れないうちは タイヘンなんだよ。」

 

 

 

 

雑草は 時間の経過とともに 後から後から生えてきます。

 

ゆっくりと採っていると 減るどころか増える一方・・・。

 

 

 

どれだけの雑草を抜いたことでしょうか。

 

もー とっぷりと日が落ちてしまいました。

 

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(暗いと見えにくいもんなんだなぁ~~~)

 

まだまだたくさんの雑草があります。

 

 

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「君の忙しさがよ~くわかったよ。 そしてかなりの重労働だね。。。」

 

 

 

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「もー暗くなった。 残りはまた明日すればいい。今日はこれで終わろう。」

 

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「なんだって?? 明日また来てもいいの?」

 

 

 

ジョシアは素直に 喜びました。 それは本当に望んでいたことなんでしょうか。

 

こんなにタイヘンな作業で こんなにぶっきらぼうな女の子なのに。。。。

 

 

クララは 静かに頷きました。

 

 

 

 

heart_home2.gif  heart_back2.gif  heart_next2.gif 

 

 

 

 

 

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[ 2009/03/24 11:19 ] ストーリー | トラックバック(-) | CM(0)

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